瀬戸にとって、今大会で唯一の決勝進出となった男子200メートル個人メドレーでは、0.05秒差でメダルを逃した。だが、これまでの試合とは異なり、レース後のインタビューの表情は晴れやかだった。

「今のコンディションのなかで全力は尽くせた。もっといい結果をイメージしながら頑張ってきたなかで思い通りにはいかなかったですが、素晴らしい大会で、開催されるかもわからないなかで、活躍できるをチャンスいただいた。活躍したかったですが、すっきりしています」

 新型コロナウイルスの感染拡大により、無観客での開催となった東京五輪。テレビ画面を通して試合を見守り続けた馬淵さんはこうコメントした。

「まずはお疲れ様でしたと言いたい。だけど、あと少しだっただけに、悔しいというところが本音です」

(編集部・福井しほ)

AERAオンライン限定記事

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?