山本といえば、飾ることのない潔い性格も同性から支持を受けている。女性誌でのインタビューで恋愛観について聞かれた際は、10代はほれっぽかったが20代になって一途になってきたと語り、「恋愛に限らず人間関係もどんどん狭く深くなっていて。LINEも電話も、登録している人は少なくてギュッとしてますね。合わないなと思ったら無理して付き合わない」とキッパリ(「ViVi」8月号)。

 また、「深イイ×しゃべくり」(日本テレビ系・2019年7月29日放送)に出演した際、MCのくりぃむしちゅー・上田晋也から女優業について聞かれると、楽しく自由にやっていると話す一方で「一生続けていこうとは思っていない」とも告白。「やりたいことが見つかればポンと辞めちゃう」と続けた。人生は一度しかないし、いつ死ぬかわからないので後悔しないように生きていきたいと臆せず本音を語っていた。

「山本のことを高く評価しているのがマツコ・デラックスさんです。自身のテレビ番組に『イチオシの若手女優』として山本さんを紹介。彼女をスタジオに招くと『(性格は)その辺を歩いているヤンキーと構造は変わらない』としつつも、『こんなになんでもベラベラベラベラ、自分の負になるようなことだって平気で言う女なんて、ここ何年間か見たことある?』と大絶賛。別の番組で共演した際、『一発目でみんなから姉御って呼ばれてた』とも暴露していたのですが、山本さんって本当に姉御肌で『悩んでいる人はほっておけない』といろいろなところで話しています。マツコさんは、いい子でも悪い子でもないけど、山本さんが絶対に自分をつくらない点を特に気に入っているようです」(同)

 ドラマウオッチャーの中村裕一氏は、山本の魅力についてこう語る。

「昨年放送された賀来賢人主演のドラマ『死にたい夜にかぎって』で演じたヒロイン・アスカ役がとても印象に残っています。精神的に不安定で感情の起伏が激しく、主人公を振り回しつつも惹きつけるという難しい役どころでしたが、見事に演じ切っていました。彼女の魅力はなんといってもその目ヂカラ。相手の心を貫くような迷いのないまっすぐな視線は、揺るぎない強い意志の力と純粋さを感じさせますし、女優として見る人にインパクトを残す大きな武器となっています。できればそのまなざし同様、まっすぐに役者としての道を進んでほしいですね」

 冒頭の破局報道も、伊藤の活動再開と歩調を合わせたかのようなタイミングだったため、芸能記者の間では「カムフラージュでは」との声も上がっているが、まっすぐな性格の山本のことなのでスパっと別れている可能性は高い。プライベートも仕事も「次」へ進もうとしている山本から目が離せない。(高梨歩)

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高梨歩

高梨歩

女性ファッション誌の編集者など経てフリーライターに。芸能やファッション、海外セレブ、育児関連まで、幅広いジャンルを手掛ける。活動歴は約20年。相撲フリークの一面も。

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