ドラマウオッチャーの中村裕一氏は、そんな吉瀬の魅力をこう分析する。
「吉瀬さんはモデルとしてデビューした後、情報番組のアシスタントを務めていたこともあります。女優に転身後、初の連続ドラマ単独主演作となった『ハガネの女』(2010年)がターニングポイントになったと言えるでしょう。本作で彼女は自身の力量不足に悩みながらも生徒とまっすぐに向き合う小学校教師を見事に演じ切り、それ以降、着実にキャリアを積み重ねていきます。スタートがモデルですし、エレガントなルックスなので、どうしてもセレブ感が出てしまいますが、これからは気さくなキャラクターを前面に押し出してもいいと思います。とてつもなく冷酷な悪女やダメなキャラを演じる姿も見てみたいです」
女優デビュー14年。バツイチとなってもさらに磨きのかかった美しさで、新しいステージに向かっている。(高梨歩)