スノーボードで五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(22)が8月5日、東京五輪のスケートボード男子パークに出場した。夏冬の五輪に両方出場した5人目の日本人選手となった。14位で予選通過はならなかったが、スノーボードでの平野の代名詞である高いエアを夏空の下で決めた。
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平野は試合後、取材エリアに笑顔で入ってきた。
「スケートボードが確実に今の自分を強くさせてくれたと思う。悔いなく今日を終えられた気持ちですね」
今後については、
「すぐスノーボードに切り替える。(北京冬季五輪まで)あと半年でどこまでやれるか。またこれもチャレンジ」
と語った。
平野と報道陣との一問一答は次のとおり。
――おつかれさまでした。東京オリンピックの演技を終えて感想を聞かせてください。
いや~。でも、楽しく自分の滑りができて終われたので、ほんと悔いなく。この場に立たせてくれた環境だったり、周りの人たちにほんとありがたいなという気持ちが一番大きいですね。
――スノーボードとスケートボードの挑戦がひとつ終わりを迎えた。そこはどう思いますか。
でも、このあともすぐスノーボードに切り替えて。そっちもそっちで。ずっとスノーボードから離れている期間がちょこちょこあるので、やっぱ周りのレベルも高いし、半年でどこまでやれるか。またこれもチャレンジだと思っていて。だから、終わっても終わってないみたいな、挑戦の流れであるのかなと思います。
――東京オリンピックまでの歩みはだいぶしんどかったですか。
そうですね。やっぱ最初はほんと3年前ぐらいにちょっと頑張ってみようかな、挑戦してみようかなと思って、やってはいたんですけど。やっぱりそれなりに失うものというか、自分がやってきたことから離れていた期間でもあったので。
やっぱやっていくうちに誰もやっていないことの難しさだったり、人がやっていないことってこんな大変なんだなと、あらためて実感していた時期はちょこちょこあるので。やっぱそのときは、うーん、つらく苦しい時期っていうのはあったんですけど、人がやっていないことを選んだわけなので。それにこの場に今では立てたというところで考えると、ほんと、このスケートボードの場が確実に今の自分を強くさせてくれたと思うので。ま、ぜんぜんそこに対しては悔いなく今日を終えられた気持ちですね。