「自民県連は女性県議の擁立をほぼ固めていました。野田聖子氏が推薦人で、女性議員を増やすためにもいいだろうという話だったのに、安倍氏サイドから割り込まれた。西岡氏にかなり票が流れ、互角以上の戦いになるでしょう」
沖縄は前回、自民が選挙区で唯一議席を得た4区が接戦。全敗の憂き目に遭う可能性が濃厚だ。
自公政権にとっては政権を奪われた09年以来のアゲンストと見られるが、野党に当時ほど勢いがないのも事実。ワクチン接種が進む欧米では行動制限が緩和される一方、日本はコロナ禍から抜け出す糸口さえ見いだせない。閉塞状況を打ち破るには、国会の風景を一新させるしかない。(8月上旬現在の情勢です)
(本誌・亀井洋志、池田正史)
※週刊朝日 2021年8月20‐27日号より抜粋