「いらっしゃ~い、このタコはおおきいですよ~、このイカはめずらしいですよ~、このエビはしょうみきげんぎれですよ~」

 序の口。明らかに儲ける気のない魚屋さんごっこでの発言だが、これくらいはまだ生やさしい。

「♪ぼんぼんぼんぼっぼんぼん、ちきゅう!ちきちき!うんこ!うんことちきゅう!ぼんぼんぼんぼっぼんぼん…(以下、延々リピート)」

 さあ来ました。うんこ来ました。ちなみにこの歌のタイトルは「ちきゅうとみらい」。地球の未来を憂う歌だと思われます。知らんが。

「おとうさん、すきじゃない。だっておとうさん、ちんちんだから」

 ちなみに現在の息子が一番爆笑した発言。そら父をちんちん扱いしたんだから。爆笑するしかないわな。

「おとうさんのかお、ぶさいくだからおけしょうすれば?」

 続く父への辛口評。もしくは容赦ない提案。次はその辛口が妻に飛び火した発言。というか歌。

「♪おかあさんは~、はちじゅうきゅうさい~」

 こんな血も涙もない歌を僕はかつて聞いたことがない。

「ねえ、おかあさんは、おんな?」

 妻への飛び火、エスカレート。父としてもあまり関わり合いを持たぬ方がよさそうな発言。続いては、当時の息子がハマっていた三択問題。

「くるまには、サがつく、かがみがあります。つぎのどれ?(1)さいどみらー(2)らいと(3)めがね」

 多分これ、(1)を言ったあと、(2)と(3)はどうでもよくなっちゃったんでしょうな。サ、つかないし。(3)に至っては、もはや車と関係ないし。続いても三択問題。

「おとうさんは、なんでしょう?(1)にんげん(2)おとこ(3)ぶさいく」

 戻ってきた飛び火。再燃する辛口評。そして、全部正解。

「宿題食べないとオヤツあげないよ」

 あ、これ妻の発言だった。何度も言ってるうちに言い間違えちゃったんでしょうね。ちなみに息子は素直に宿題の紙、かじってました。

 とまあ、ほんの一部をご紹介したんですが、ツイートをまとめた本はもう一冊、「佐藤二朗なう」(あの、タイトルです、本の)も出てます(←結局宣伝)。そして前述した息子発言が収録された「のれんをくぐると、佐藤二朗」には、こんなツイートも収録されてました。

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