個性派俳優・佐藤二朗さんが日々の生活や仕事で感じているジローイズムをお届けします。今回は、小学生になる佐藤さんの息子が3、4歳だった頃の発言について。
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先日、自分の部屋で書きものをしていたところ、息子が部屋をノックしまして。
その時、妻は買い物に出掛けており、家には僕と息子の2人。で、「お父さん、暇だから遊ぼうよ」と。
一応、夏休みの宿題の、今日のノルマはやり終えたようだったので、「じゃあ、お父さんの宿題(息子にしっかり宿題をやらせるため、家では台詞覚えや執筆作業などの仕事を「お父さんの宿題」と呼んでいる)が終わったら遊ぼう。それまで、これでも読んでなさい」と、本棚でたまたま目についた、僕のツイートをまとめた本、「のれんをくぐると、佐藤二朗」(あの、タイトルです、本の)を息子に渡しました。
息子が小学校にあがってからは、妻との約束で、息子のことは極力ツイートに書かないことにしてるんですが、何年か前、3歳とか4歳の時に自分がいかにオモロイ発言をしたか、きっと覚えてない発言もあるだろうけど、とにかく「今」の息子が、過去の自分の発言に対してどんなリアクションを示すのか、興味があったのです。
執筆作業をする僕の背後で、食い入るように、過去の己の発言を読み漁る息子。
…(真剣に読み)静寂。爆笑。静寂。爆笑。静寂。爆笑。静寂。爆笑。静寂。爆笑。めっちゃいい客。
てか、過去の自分の発言に爆笑してるわけですから、めっちゃ自画自賛。まあでも、自分でもそんなオモロイ発言をしたこと、ほとんど覚えてないんでしょうな。なにせ3歳や4歳の頃の発言ですから。
ただ、あんまり笑うので僕もなんだか嬉しくなり、そんなわけでそのいくつかを今回、ご紹介します。そして、あの、過去ですからね。息子の過去の発言ですから。さすがに今の息子は、あの頃より大きくなったので、これから紹介するような常軌を逸した発言はしなくなりました(←これをしっかり書かないと妻に怒られるんです)。
では。