鈴木おさむ
病名を言われて薬をもらうが治らない。さらに発疹は全身に広がり、赤く茶色くなっていく。
会議していても、相手の視線が手の発疹に行くのがわかる。
そこからいろいろな病院を受診したが、結局理由がわからず。最後に訪れた病院で金属アレルギーからの話をすると「あ～、なるほど」と。この話に反応したのは、ここだけでした。
つまりは、この金属アレルギーでかいたおなかが原発巣となり、全身に広がっていく。
正直、もうホラー映画のようでした。発疹は目立つしかゆいし。どうなっちゃうんだろうと。
だけどその病院で「自家感作性皮膚炎」と診断されて、理由もわかり、そこから治療。ステロイド治療です。飲み薬と塗り薬。「入院しますか？」と言われて、もうそんな状態なんだと。入院はせずに自宅治療。2カ月ほどかかりましたでしょうか。
本当に悪夢のような日々。二度とあんなこと起きたくないと。
あれから7年。今度は頭の中の皮膚炎が「原発巣」となりました。なぜ、頭皮の皮膚炎になったか？それは白髪染めのシャンプーでした。そもそも僕は皮膚が弱いタイプ。
知人にいただいた白髪染めシャンプーを使って、「黒くなってきたぞー」なんて言ってました。使用して2カ月。そしたら頭の中がかゆくなってきて。我慢できずにかいてしまい、そしたらかさぶたができて、それを剥がしてしまったんです。まさか、自家感作性皮膚炎になるなんて思わず。それから1週間後。いきなり頭の中に小さなこぶのようなものがいくつもできました。思い出すだけでも恐ろしい。かゆくてかゆくてたまらなくなり、嫌な予感がして同じ病院に行くと「爆発直前」と言われました。またもや自家感作性皮膚炎。今度は一歩手前での治療となりましたが、ステロイド治療。現在治療してから2週間、だいぶ良くなってきました。
実は今回、かゆみ止めが欲しくて近所の病院に行ったのですが、自家感作性皮膚炎とは診断してもらえず。
鈴木おさむ
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沖昌之
