ここまでの感染対策を講じられるからこそ、日テレとしては、今年も「24時間テレビ」の放送が可能と判断したのだろう。その意識の高さは、他のテレビ局も見習うところがありそうだ。

 だが、前出の制作スタッフはこんな不安も漏らす。

「猛威を振るう『デルタ株』や日本に持ち込まれた『ラムダ株』にはワクチンが効きにくいという説もあります。日テレ関係者のなかには、ワクチンを打ってもコロナに感染した人もいる。あくまで『24時間テレビ』の実施は上が決めたこと。スタッフの多くは業務命令として黙々と自分の担当を終わらせることだけに集中しています。もしコロナに感染したら、自分の運が無かっただけと割り切るだけです。ここまできたら、あとは運に任せるしかありません」

 今年の「24時間テレビ」は、今後の命運をかけた重要な2日間となりそうだ。(AERA dot.編集部)

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