カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
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雨上がり決死隊(C)朝日新聞社
雨上がり決死隊(C)朝日新聞社

 解散を報告した雨上がり決死隊と親交のあるお笑い芸人・カンニング竹山さん。コンビの解散に関しては「コンビはコンビの事情がある」の持論を展開するが、解散報告の番組を視聴していて気になることが――。

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 雨上がり決死隊の宮迫さんと蛍原さんが解散しましたが、どのコンビ解消に対しても昔からずっと言っているのは、コンビはコンビの事情があるからしょうがない。夫婦の事情と一緒だから、外から何にも言えない。若手のコンビが解散して、お笑いを辞めますって言うのは今まで腐るほどみてきた。その中には可愛がっている若手もいた。芸人としては、そういう世界を見てきているので、事情があるとしか言えない。

 しかも、先輩のコンビの解散だから僕からは何も言えない。宮迫さんにも蛍原さんにもお世話になっていますからね。解散と聞いたら「わかりました」と言うしかない、おふたりが出した結論だから。また、2人が解散しようがしまいが、僕との関係性には影響がない。極端に言うと「死んだんじゃないんだから……」こっちのコンビは死んじゃったから(笑)。

 コンビって、そもそも番組以外でツーショットで見かけることはないじゃないですか。プライベートでも常にコンビの2人で行動しているかといったらそうではなくて。コンビで飲みに行くというのもあまり聞かない。例えば、とんねるずさんと僕は各々と仲良くさせてもらっていて、憲武さんと僕が遊びに行くとか、貴明さんと飲みに行くとか、そういうこと。

 コンビが解散しても僕の気持ちの中ではそんなに変化がない。なんで気持ちに変化がないのかなと考えた時に、これからもそれぞれには仕事で会えるだろうし、お付き合いは続くから。宮迫さんも蛍原さんも大好きな先輩だし、解散したから嫌いになることもないし。

 雨上がりさんの事に関しては、解散うんぬんよりも、ネットの力ってすごいなって思った。今回の雨上がり決死隊の解散報告会は色々な事情があって配信局でしかできなかった。ABEMAという成長している大手の配信局で、結果、ものすごくたくさんの人が視聴したわけです。

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ネットだテレビだっていう垣根のある世界は終わった