そこで考えたのが、語らない生き方って素敵だなと思ったんですよね(笑)。時代錯誤と言われるかもしれないし、時代を読めていないと言われるかもしれないけれども、“男は黙って”みたいな。そういう生き方もアリだなって、余計なことは語らない。
僕はYouTubeでは語るのはやっていないけど、テレビでは語っているし、でも、仕事だしなー、それでメシが食えているし……。仕事で色々語って、語りたがりと思われているところもあるけど、本来の姿は語らないっていうのもアリだなと考えた。そっちの生き方も素敵だなと。ワイドショーとかも出るのをもう辞めるべきか、語る仕事を辞めよう……いやいや、それでお仕事いただいているから、何も語らないで、今住んでいるマンションを追い出されることになっても困るので(笑)。雨上がりさんの会見と菅さんの会見を見ながら、そこまで考えてしまったという(笑)。
菅さんの会見は「原稿を読んでいるだけ」「棒読み」とか批判されてばかりいますが、多少気の毒なところもある。菅さんって、「どうもぉ~~!!」って、登場してくるタイプではないじゃないですか。若い時もそんなキャラじゃないだろうし、空手やってて、真面目。そこから考えると、さんま師匠みたいにはしゃべれないでしょう。さんまさんは言い過ぎにしても、小泉元総理みたいにもなれないし。それでも、ある程度アピールはしなければいけないし、発信はしなければいけないとは思うけど、菅さんのキャラってそういうものじゃないの? 政権擁護なわけじゃなく、菅さんのキャラを見るに、気の毒に感じる部分ではある。
こんな風に、菅さんの会見と雨上がり決死隊の解散報告会をダブルで視聴して余計なことに思いを巡らせたという(笑)。一国の総理の会見よりも、若いヤツらは雨上がりさんの会見に興味があるっていうのは面白い現象。そこは、国も頑張んないと! なんて事を俺もAERAdot.で語っているじゃねぇ~か! 俺も説明不足のあやふやな人間ってことだわな(笑)。
■カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在は全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。オンラインサロン「竹山報道局」は、4月1日から手作り配信局「TAKEFLIX」にリニューアル。ネットでCAMPFIRE を検索→CAMPFIREページ内でカンニング竹山を検索→カンニング竹山オンラインサロン限定番組竹山報道局から会員登録。カンニング竹山とCalmeraによるユニット・タケヤマカルメラが「ヘイ・ユウ・ブルース」のカバーを披露。「ヘイ・ユウ・ブルース ~許せ、友よ~」はこちらから→https://calmera.lnk.to/hyb