「韓国では旭日旗に対して、『日本は軍国主義の過去を反省していない』と過敏に反応する人が少なくない。実際に抗議をして旭日旗を連想させるデザインの商品が撤去され、メーカーが謝罪するケースが出ている。欧米の人達は旭日旗に関する歴史を知らないので、抗議が来たら大事にしたくないのでしょう」(韓国に駐在する通信員)

 このままでは、旭日旗に関して誤解された解釈が世界各国に広まってしまうことも危惧される。

「外務省が旭日旗の正当性を主張するだけでなく、こういったハーバーツの件でも『問題ないし謝罪の必要はない』という声明を発信するべきだと思います。『分かる人だけ分かってくれればいい』というスタンスは大人の対応ではなく、国際舞台では愚策です。韓国が『旭日旗を軍国主義の象徴』という認識を繰り返すことで、歴史が塗り替えられてしまう恐れがある。日本政府は毅然とした態度で主張しなければいけないと思います」(民放テレビ局政治部記者)

 間違った解釈が世界の常識になってしまうケースは歴史上で繰り返されてきた。旭日旗の問題を軽視してはいけない。(牧忠則)

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