「最終予選を勝って、W杯出場が目標じゃないだろ?W杯ベスト8が目標なら、もっと戦術が豊かな監督・コーチを世界中から探してきてほしい。このままいくと、最終予選で散るかW杯のGS(グループステージ)敗退だと思う」
「衰えが明らかな大迫、長友を起用し続けている時点で森保監督は無理だよ。能力のある選手がいるのにもったいない」などの声が相次いだ。
最終予選で簡単な試合は一つもない。初出場した98年のフランスW杯から6大会連続出場しているが、最終予選では日本を徹底的に研究するアジアの各国との戦いで苦しめられてきた歴史がある。フランスW杯の最終予選では1勝1敗2分けと苦戦すると、当時の加茂周監督が更迭され、岡田武史コーチが監督に昇格。初のW杯出場に導いた。18年ロシアW杯ではヴァヒド・ハリルホジッチ監督の下で最終予選を勝ち抜いて出場権を獲得したが、本大会直前に解任。西野朗監督が就任し、本大会では決勝トーナメントに進出している。
最終予選の戦いぶりで森保監督に対する風当たりは強くなっているが、この試練を乗り越えられるだろうか。10月に対戦するサウジアラビア戦、オーストラリア戦は日本代表のターニングポイントになる2試合になりそうだ。(牧忠則)