■大場正明(映画評論家)
評価:★★★
原作とその背景に対するロウリー監督のマニアックなこだわりが、人物関係や象徴的な映像など随所に反映されたファンタジー。高潔な騎士どころか、まだ騎士でもなく子供じみたガウェイン像にパテルがはまっている。
■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★
本当はとてもシンプルな物語だけどいろいろ足して、壮大な世界観に仕上がっています。集中しないと迷子になってしまうかもしれないけど、見入ってしまう映像ではあります。ダークで美しいものが観たい方はハマる!
■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★★
大胆な構図の撮影、計算された色彩、予測できない展開で観る者をストーリーに引き込む。迷える主人公を演じるパテルの好演と鬼才監督の古典の解釈を存分に味わえる。逸脱しているようで逸脱していない妙味は稀だ。
(構成/長沢明[+code])
※週刊朝日 2022年12月2日号