
この3種は、近縁種ということから、ブリを母親に、ヒラマサを父親にもつ「ブリヒラ」や、同じくカンパチを母親にして、ヒラマサを父親にした「カンヒラ」などの交配種も養殖されています。交配することによって、それぞれの味の「いいとこどり」をしたり、養殖効率がよかったりするなどのメリットがあるそうです。
また余談になりますが、3年ほど前に羽田空港に向かうモノレールの中で、向かいに座った女子高校生たちが、
「今日、水族館で何を見るんだっけ?」
「アシカじゃなかった?」
「そっか~」
「そういえば、アザラシって、アシカの子供なのかな?」
「確かによく似てるよね。そうだと思うよ~」
「へぇ~そんなんだ。勉強になったわ」
といった会話をしていました。
彼女たちはその後、ちゃんとした正解を聞くことができたのでしょうか…。
確かに、「アザラシ」と「アシカ」もよく似ていますよね。さらにもうひとつ「オットセイ」も含めて、海獣界の三つ子ちゃんと呼べるレベルですよね。これらの見分け方については、その道に詳しい方にお願いできればと思います。

くら寿司でも、時期によって種類は変わりますが、ハマチやブリ、カンパチ、ヒラマサのお寿司を販売しています。食べただけでこの3つの魚種を当てることができたら、寿司マスターレベルだと思います。ぜひチャレンジしてみてください。
○岡本浩之
おかもと・ひろゆき/1962年岡山県倉敷市生まれ。大阪大学文学部卒業後、電機メーカー、食品メーカーの広報部長などを経て、2018年12月から「くら寿司株式会社」広報担当、2021年1月から取締役 広報宣伝IR本部 本部長。