K-POPでは、主に2000年代生まれのメンバーで構成された“第4世代”に勢いがある。昨年は特にガールズグループの活躍が目立った。その中心にいたのがIVE(アイヴ)。彼女たちの素顔に迫った。AERA 2023年1月30日号から。
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――2021年12月に発売した1stシングル「ELEVEN」が、デビュー7日にして音楽番組で1位になり、一気にスターダムにのし上がった。6人の洗練されたビジュアルとともに、「自分の良さを堂々と見せる」というコンセプト、「ELEVEN」の目まぐるしく変わる曲調が、Z世代の感性に刺さった。
ウォニョン:私たちが大切にしている“ラブ マイセルフ”の精神や、歌詞に込められた前向きなメッセージが支持されているのではないかと思います。私は常に自分を信じてきましたし、上手くいく信念もありましたが、この6人が集まることで、私が思い描いていたイメージ以上の結果を出すことができたと思いますし、おかげで幸せな日々を過ごしています。
ガウル:常に新しいことに挑戦しようとする姿勢を評価してくださっているのかな、と。
■飾らない姿見せたい
ユジン:流行に関心を持ち、誰よりも早く流行を掴む。かといって、流行を追いすぎない。そのバランスは大切にしています。
イソ:“自分らしく”というのも、私たちのコンセプトの一つ。私も自分らしさを大切にして、飾らない姿をお見せするよう意識しています。
――6人6様の個性も強みだ。リーダーのユジンはサバサバ系の姉御肌。
ガウル:ユジンはリーダーらしくチームをよくまとめてリードしてくれています。授賞式のような公式の場で、多くの人を前にして堂々とコメントする姿はかっこいいですね。一方で、舞台裏では冗談といたずらが好きな子。レイの頬をムギュッとつまんで遊んでいたり。
イソ:ユジンさんは頼もしいお姉さんです。仕事はきっちりと。普段はとてもおもしろいんです。例えば、さっきも、楽屋に置いてある帽子を片っ端からかぶってはモデルポーズを取って自己陶酔していました。