AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2021年10月4日号では、外資系BPO企業勤務でITフリーランスの齋藤拓さん、キッチンスタジオ「ジュイエ」主宰のキノケイコさん夫婦について取り上げました。
【20歳上の上司にプロポーズ、元バンドマンの夫とファン…夫婦の軌跡を見る】
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2017年、夫34歳、妻43歳のときに結婚。
【出会いは?】共通の友人が主催した交流会で出会う。
【結婚までの道のりは?】出会いから1週間後、夫が「パンケーキを食べに行きませんか?」と誘って初デートをし、3週間後の3回目のデートで交際開始。その3カ月後に結婚を決め、半年後に結婚。
【家事や家計の分担は?】家事は、妻が料理と洗濯、夫は洗い物とゴミ出しをし、掃除は手分けして行う。2人で飲むお茶やコーヒーをいれるのは夫の担当。生活費はほぼ同額ずつ出し合い、妻が家計管理する。
夫 齋藤拓[39]外資系BPO企業勤務 ITフリーランス
さいとう・たく◆1982年、神奈川県出身。慶應義塾大学卒業後、接客、塾講師、営業、Webマーケティング職に従事し、昨年独立・起業。ITフリーランスとして働きながら、外資系BPO企業にも就職し、今年末からマレーシア勤務予定
妻と出会ってすぐ、生き方が若い人だなぁ、と思いました。年齢は単なる数字ということを証明するようで、仕事が本当に好き。高いプロ意識を持っていることが伝わって、尊敬すると同時に惹かれました。その彼女と結婚して相談に乗ってもらったおかげで、僕は目標の一つだった独立・起業ができました。
さらに、子どものころからの夢である海外移住も実現できそうです。フリーの仕事をしながら、外資系のビジネスプロセスアウトソーシング企業に入って、希望したマレーシア勤務が決まったんです。仕事は得意のIT系で、日本にいてもできる業務にはすでに携わっています。