吉村:メンバーみんな人としてのハードルが高すぎるんです。選ばれし人間だからユニコーンに入れたんだ、って思うぐらい。

大貫:「そんなにダジャレ言います?」っていうような世界だからね(笑)。あと、誰も他のメンバーの話を聞いていないんですよ。やたら「これ食べなよ」って食べ物をくれたり。親戚が1月2日に集まったみたいな雰囲気でした(笑)。

■「仕事」以外が楽しい

——生形真一(ELLEGARDEN/Nothing’s Carved In Stone)が作曲・編曲を手掛け、PUFFYが作詞した「Pathfinder」では、ロールモデルもなく挑戦し続けてきた道のりがストレートに綴られている。

大貫:生形くんが韓国のDAY6というバンドをプロデュースした曲がめちゃくちゃかっこよくて。「ああいう感じの曲で、かつ生形サウンドを遠慮なく出してほしい」ってお願いしました。

吉村:英語の歌詞だったら、ものすごくストレートなことを書いても恥ずかしくないんじゃないかなって。

大貫:タイミング的にも、もうこういうことを言っていいんじゃないかなと思ったところもあります。

吉村:この歌詞は結構打ち合わせしました。

大貫:あえて言ってこなかったけど、「やっぱそう思ってたよね!」みたいな。結局思っていることは同じなので、方向性が決まると、「これも書こう」「あれも書こう」って感じでどんどん書き進めていきました。

吉村:やっぱり、二人で地道にいろいろと開拓してきたなと思います。合っているか合っていないかはわからないけど、その時に興味があることを、自分たちのできる範囲でずっとやってきた。それで「Pathfinder」=開拓者、というタイトルにしました。

大貫:結構大変なこともあったんですけど、そこをあまり皆さんに意識してもらえていない気がするので、「この場を借りて言っちゃおう」みたいな(笑)。

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