ラジオ番組の降板には裏事情もあったようだ。週刊誌の芸能担当記者は言う。
「そもそも売れっ子タレントにとってラジオ番組は総じてギャラも安く、“もうかる仕事”ではありません。ただ比較的自由なトークができるので、好きで出演しているという芸能人も多い。ただ、事務所の意向で出演していた小倉はそれほど乗り気ではなかった。しかも体力的に厳しい中で出演していたので、出演中の降板直訴という手段に出たのでしょう。小倉はコロナ禍による自宅からのリモート出演の際、スタジオにいるほかの出演者が事前の打ち合わせ通りオンエア中に連絡しても電話に出ないといった振る舞いもしていたので、騒動の兆候はありました」
■中国語を勉強しアジアへ進出か
降板騒動は芸能界の“作法”を無視したやり方だっただけに、事務所退社後は完全引退かと思われていた。だが、ふたを開けてみれば現状では、グラドル当時と変わらぬ露出をしているように見える。民放バラエティー番組プロデューサーは、その理由をこう語る
「ひとつは“トラブルバブル”による下世話キャスティングはあります。好感度よりも注目度で主にファン以外の層を狙うわけです。小倉さんもSNSなどであおるのがうまく、それが功を奏しているので、彼女をキャスティングして番組や媒体に注目を集めることを狙うケースはあるかもしれません。ただし、一般的な印象は悪いままなので、いつまでも使えるわけではない。その1本、1回でどれだけファンの信頼を獲得できるかでしょうね」
またフリーランスであることも、彼女の自由な活動を後押ししているようだ。
「個人事務所なので、ギャランティは全部自分に入ってくるわけです。もちろん大きなトラブルを起こしているので地上波の出演などは厳しいですが、そもそもテレビのギャラはそんなに高くないですからね。それよりもPRや営業案件などの方がおいしい。企業の懇親会に参加するだけでウン十万円、ウン百万円なんてケースもありますから。事務所に所属しているときにはそうした案件はかなり選別されていたと思いますが、今は自分で選び放題です。悪目立ちでも注目を集めているうちはPR案件などでお声がかかりそうです。あとは、グラビア時代から韓国や中国などでも知名度がありますし、SNSのプロフィルには『我在学中文(私は中国語を勉強しています)』と書いてあるので、中華圏・アジア圏への進出意欲はあるのでしょう」(前出の記者)