あたしのパートナーは野党統一候補として無所属で立った。去年から立憲県連を通し、推薦願を出していた。あたしも微力ではあるが、その旨を受け、立憲のほかの候補のために動いた。
が、選挙の直前に執行部の判断が間に合わないと、県連推薦とされた。間に立っている県連の人たちが気の毒だった。
立憲は新しい組織だから、地方に根を張ってない。だから、野党共闘をしっかりし、社民党や共産に協力をもらわないと勝てない。それを中央はわかってない。また迷走し、共産のせいにするのか。だったらもうついていけない。
室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。「しがみつく女」をまとめた「この国は、変われないの?」(新日本出版社)が発売中
※週刊朝日 2021年11月19日号