NHK朝ドラ史上、初めて3世代3人のヒロインを起用することで話題になった「カムカムエヴリバディ」(NHK)が11月からスタートした。なかでも注目を集めているのが、朝ドラ初出演にして、歴代最年長のヒロインとなった深津絵里(48)。木に登ったヒロイン3人のメインビジュアルが公開されると、その若々しい深津の姿に「どれが深津絵里さんか最初わからなかった」「透明感がすごい!」などと絶賛の声があがった。
【写真】三度の不倫報道でも芸能界から「干されなかった」人気女優はこの人
「深津さんの連続ドラマ出演は13年ぶり。SNS上では『待ってました!』と歓喜の声が多く見られました。今回の作品で、上白石萌音さんと川栄李奈さんはオーディションを経てヒロインを勝ち取りましたが、深津さんだけはNHKさんから直接オファーしたようです。ドラマでは若い頃から母親までを演じなければいけない難しい役どころということもあり、ドラマのチーフプロデューサーは熟考したのち、ダメ元でお願いしたそうです」(テレビ情報誌の編集者)
今回のドラマでは母親役にも挑戦する深津だが、意外なことに彼女の長い女優人生の中で、母親を演じた作品はほとんどない。強いて挙げれば、映画「博士の愛した数式」(2006年)のシングルマザーの家政婦役と、映画「サバイバルファミリー」(2017年)のマイペースな専業主婦の役くらい。10代で母親になるヒロイン「るい」役は彼女にとって新境地ともいえる。
「この役を引き受ける決意をしたのは、実母の七回忌を迎えたことが関係しているのではと女性誌で報じられました。著名な書道家でもあった母親を2015年に肺がんで亡くしているのですが、66歳という若さで逝かれたこともあり、深津さんは大変ショックを受けたようです。その後は仕事をセーブされていたのか、2016年以降の出演作は単発のドラマ1作品と映画2作品だけと、極端に露出が減った。七回忌を終え、深津さんの中で何か心の区切りがついたのではとも言われています」(同)
前出した「サバイバルファミリー」の公開時、夫役を演じた小日向文世はインタビューで彼女を「ミステリアスな女性」と語っていたが、深津はSNSなどもしていないため、プライベートの姿はほとんど知られていない。同作にちなみ「サバイバルな環境になったときに生かせそうな特技や趣味」についてインタビューで聞かれた深津は「趣味がほとんどない」と回答しつつも、「アウトドアなものが大好きです。山に登ったりもしないんですけれど、アウトドアのお店に行くのだけはすごく好き(笑)」と話していた。「これはこういう状況で使える!と想像するのが好き」と意外な“妄想アウトドア”の趣味が明かされたこともあった(「ORICON NEWS」2017年1月31日配信)。