
浅田:出てませんよ。そういう話も来たけど、なんか恥ずかしいし。
林:中年になったらどういう服を着ていいかわからずに、変に若すぎちゃったり、守りに入ったりして、結局おばさん服になっちゃう人が多いから、65歳の「美代子のおしゃれブック」、私も読みたいですよ。あした親しい編集者に会うから話しとこう。
浅田:話が早いからなあ(笑)。
林:なんか私、このごろ出版プロデューサーになっちゃった感じだわ(笑)。
(構成/本誌・直木詩帆 編集協力/一木俊雄)
浅田美代子(あさだ・みよこ)/1956年、東京都生まれ。73年、ドラマ「時間ですよ」でデビュー。劇中歌「赤い風船」が大ヒットし、同年の日本レコード大賞新人賞を受賞。「寺内貫太郎一家」「時間ですよ・昭和元年」「釣りバカ日誌」などのドラマ・映画など出演多数。2019年、映画「エリカ38」に主演、21年には映画「朝が来る」で第30回日本映画批評家大賞助演女優賞を受賞。動物愛護団体への支援をライフワークとしている。俳優・樹木希林さんとの思い出をつづったエッセー集『ひとりじめ』(文藝春秋)が発売中。
※週刊朝日 2021年11月26日号より抜粋