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「うちの母、好きな男の髪形にしちゃうんだよ~」
と、友人が飲み会でグチっていたのだ。
「石川遼を応援してた時サ、ゴルフの」
ある日、突然同じ髪形にしてきたんだよ、と。友人は母にのけぞったそうだ。
「桑名正博の時もあってサ」
セクシャルバイオレットで小学生の参観日に来てさ、目立ってさ、その時ものけぞったそうだ。
「ねえ、なんで好きな男の髪形にしちゃうの!?」
と。なぜ本人になりたい? どーいう気持ち? と盛り上がってしまい、自分のキムタク話は黙っていた気がする。酒はワインだった気がする。

なぜ、2021年の1月、それを思い出しているのか。
年末年始、韓国ドラマ「愛の不時着」にはまって、主役の「ヒョンビン」というカッコイイ俳優さんを見て、同じ髪形にしたから、なのだった。短い。だって「北朝鮮の大尉」の役だもんね。軍人だもんね。なぜ。似合うかも、と思った? 髪質も量も顔も身長も違うのに、どうしてわたしは。
『なぜわたしはカッコイイと思った男と同じ髪形にするのか』
って本があったら買う。来年は、
「カッコイイ男と同じ髪形にしない」
と書き初めする。今年もどうぞよろしくお願いします。