「清宮本人も確実性の低さを気にしているようだがプロなら当然のこと。連日対戦があるプロは二軍でもデータが蓄積される。ましてや4年目なら弱点は完全に把握されている。その中で結果を出すには技術力と対応力を上げるしかない。今年1年かけて投資してもらった打席を生かせるかどうかが重要です」(アマチュア時代から知るスポーツライター)

「シーズン中の守備練習を見ていて少し重そうだなと感じることもあった。技術的に問題がなくなり本人も納得するなら身体を絞るに越したことはない。実際に減量しているのを見ると本人の中で変化や手応えがあったのだろう。(来年の)キャンプイン時にどうなっているかだね」(在京球団スカウト)

 11月26日の契約更改では500万円減の年俸1700万円(推定)でサイン。「ホームラン30本くらいのハードルを想像してやっていかないと、この世界では生き残れないと思う」と自らに高い目標を設置した。また年明けにソフトバンク柳田悠岐の自主トレに志願参加することも明らかになった。本人が変わらなければいけないと自覚しているのを感じる。

「アマでは結果が出ていたので深く考えることもなかったのではないか。性格的にノンビリとした部分もあるが焦りはあるはず。ずば抜けたものを持っているので、経験を積み本気になったここからが勝負。真面目な性格で練習もしっかりやるから、きっかけがあれば成長は早いはず。裏表がない好青年なので誰もが応援している」(アマチュア時代から知るスポーツライター)

「自分に勝ちなさいという意味でのダイエットをしなさいという意味だった」(新庄監督)

 当然、プロ野球は痩せただけで打てるようになる簡単な世界ではない。新庄監督はアスリート、そして人間として必要なことを伝えたかったようだ。そして、それは大きな期待をしていることの裏返しであることは間違いない。

 本人も強い自覚を持って今オフはトレーニングに励んでいる。来年23歳となる清宮は、大卒1年目のルーキーたちと同い年。もうそろそろ結果を残さないといけない時期に差し掛かっている。来シーズはプロ野球選手としてキャリアを左右する勝負の年となりそうだ。

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