千葉県内の小学校に勤務する30代の教諭は複雑な表情を浮かべる。
「今回の企画の詳しくわからないのですが、義務教育の小・中学校に行かずに日本一周して不登校の子供たちに勇気と元気を与えたいという趣旨に疑問を感じます。小・中学校に行きたくても行くことができない不登校の子供たちと、学校以外でも学べると、不登校を選択したゆたぼんでは根本的な考え方が違う。あとYouTubeで稼いでいるというなら、クラウドファンディングで支援を呼び掛ける必要があるのでしょうか」
ゆたぼんはクラウドファンディングで、「このプロジェクトで実現したいこと」という問いに対して、以下の思いを綴っている。
「不登校は不幸じゃないことを知ってもらい、実際にみんなと会って元気と勇気を届ける!不登校の子どもの数は2017年は14万人、2018年は16万人、2019年は18万人と年々増えています。学校に行かないってだけで石を投げてくる人もいますが、不登校でも楽しく過ごせること、学校という場所に行くだけがすべてじゃないってことを伝えたいです」
前代未聞の挑戦は4月頃に東京からスタートし、3~4カ月をかけて全国各地を回るという。(西川秀之)