エリザベス女王(ロイター/アフロ)
エリザベス女王(ロイター/アフロ)

 メーガン妃と同じ時期にアシスタントを務めたクラウディア・ジョーダンは「モノ扱いされたと感じるのは、あなたの受け止め方のせい。プロデューサーは出場者と楽しく話せる積極的な人にマイクを向けた。番組でチャンスをつかんだ人は少なくない」と反論。英国のメディアには「自分は頭もよく美貌でもあると言いたいだけ」とのコメントが寄せられている。

 番組降板の2年後、テレビドラマ「新ビバリーヒルズ青春白書」に出演したメーガン妃は、車内で男性俳優を相手にきわどいシーンを演じていた。ふしだらとみなされるのを嫌ったはずなのに……。

 次は10月19日発売の週刊誌「バラエティ」でのインタビューが物議を醸した。女王が亡くなる前に収録したため、王室批判が盛り込まれていたようだ。だが女王への追悼と新国王への期待が盛り上がりをみせるなか、「ふさわしくない」とやり直しを要求したのだ。

 その結果、ハリー王子との結婚約1カ月後、女王と専用列車で地方公務に行ったことを挙げ、温かい心遣いに感謝すると述べた。また女王はリーダーシップの輝かしいお手本であるなど、手のひらを返したような賛辞をぶちあげた。英メディアは、「それならなぜ女王の避暑先であるバルモラル城への招待を断ったのか。クリスマスのお招きさえも受けなかったではないか」と書きたてた。

 ハリー王子とメーガン妃は20年の王室離脱後、米国のテレビや雑誌のインタビュー、暴露本などで容赦ない王室批判を繰り広げ、最晩年の女王に多大な心労を与えた。女王は和解の望みを捨てなかったが、夫のフィリップ殿下の葬儀に彼女が欠席すると知り、「よかった。メーガンは来ないのね」と思わずホンネを漏らしている。王室評論家は「女王をあれほど苦しめた張本人が、今頃感謝するとか温かい人だとほめるとは、白々しい」とコメントした。

 また、夫妻が進めるネットフリックスのドキュメンタリー番組についての発言も議論を呼んでいる。メーガン妃は「バラエティ」のインタビューで、リズ・ガルバス監督について触れ、「彼女を尊敬はしているものの、どのように描かれるかは監督次第で、自分たちの考えとは違う。作品は他の人のレンズを通したものだ」と語り、にわかに距離を取ったのだ。

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