■2位:ブルーノ・ウヴィニ(FC東京)

 1991年6月3日生まれ。U-20ブラジル代表の主将として2011年U-20W杯優勝に貢献した実績を持つセンターバック。2012年にはフル代表デビュー(出場3試合)を果たし、同年夏のロンドン五輪で銀メダルを獲得したチームにも選ばれていた男だが、その力を披露することはできず。4月16日にチームに合流し、同28日のルヴァン杯・徳島戦で先発出場してCKから同点弾を叩き込んだまでは良かったが、コンディション面や長谷川健太監督のサッカーとの相性もあり、森重真人とジョアン・オマリのコンビの牙城を崩すことができず。結局、信頼を得られないまま、J1リーグ戦2試合(計50分)に交代出場したのみ。元セレソンの肩書きは看板倒れとなった。

■1位・リンコン(神戸)

 2000年12月16日生まれ。名門フラメンゴにおいて16歳でトップデビューを果たし、「ブラジルの至宝」と呼ばれた怪物ストライカー。U-17、U-20の世代別のブラジル代表にも選ばれており、推定3億円という移籍金にも注目が集まった。チームへの合流は4月20日。それから4日後の第11節・鹿島戦から4試合連続の途中出場を経て、5月22日の第15節・浦和戦で初スタメンを飾ったが、その試合で負傷交代。さらに約2週間の離脱を経て戦列復帰を果たしたのも束の間、6月13日のルヴァン杯・浦和戦で再び負傷し、左ハムストリング肉離れで全治約12週間。その後、9月に復帰したが、スタメン出場は1度もなく、奪ったゴールは11月3日の第34節・仙台戦での1得点のみ。最終的にJ1リーグ戦13試合(330分)出場、シュート11本で1得点に終わった。同じ神戸の大物FWでは、元スペイン代表のボージャン・クルッチ(出場6試合1得点)も期待を裏切ったと言えるが、出場時間と得点数、さらに移籍金なしのフリーで獲得したボージャンに対しての費用対効果を鑑みると、残念ながらリンコンが「ワースト1」だ。 

※「ベスト5」の記事はこちら→【Jリーグ新助っ人ベスト5】期待以上の活躍も! チームに“不可欠”となった選手たち

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