■Cブロック
神村学園(鹿児島)はともに年代別代表にも選ばれ、1年時から注目された2年生コンビが鍵を握る。福田師王は今年3月のデンソー・カップで大学生と対等に渡り合うなど、この世代屈指のFW。トップ下の大迫塁は“鷹の目を持つ”と言われる広い視野が特徴だ。3年生にも今治内定のMF佐藤璃樹といった実力派がおり、初優勝を狙う条件は整っている。
その神村学園と2回戦で当たるのが2年連続ベスト4進出の帝京長岡(新潟)だ。湘南内定のDF松村晟怜やU-17日本代表MF廣井蘭人、攻守の要であるMF三宅凌太郎主将と、スタメンの半数以上が昨年大会を経験しており、今年こそはと決勝進出を狙う。また、1年時にルーキーリーグで全国3位に入った仙台育英(宮城)もMF島野怜主将を中心に実力を持ったチームだ。
■Dブロック
青森山田の大本命は揺るがないが、そこに挑むチームも実力者ぞろい。阪南大高(大阪)は湘南内定のFW鈴木章斗が注目選手。今季プリンスリーグ関西では興國MF永長鷹虎(川崎内定)と並び得点王を獲得した絶対的エースは全国の舞台でも得点を量産しそうな予感。東山(京都)はインターハイ初戦で前橋育英を撃破したように、伝統的な守備は今年も健在だ。また、国見で6度の選手権制覇を誇る小嶺忠敏監督率いる長崎総科大附(長崎)も過去最高となるベスト8超えを狙う。