所属チームのセルティックで大活躍する古橋亨梧
所属チームのセルティックで大活躍する古橋亨梧

 古橋の点取り屋としての能力は疑う余地がない。セルティックでは移籍1年目の昨年に公式戦20得点をマーク。今季もリーグ戦9試合7得点とエースとして申し分ない活躍を見せている。だが、日本代表ではかみ合わない。アジア2次予選から目下12試合連続ノーゴール。欧州で取材する通信員は「古橋のパフォーマンスが日本代表で落ちているわけではない」と指摘する。

「今の日本代表は1トップの選手にターゲットマンの役割が求められる。ボールをキープしてつぶれ役になることで、2列目以降の選手たちが得点を奪うのが森保ジャパンのスタイルです。古橋は1トップで起用されていますが、このシステムに合わない。相手DFの背後のスペースに抜けて点を取るタイプです。日本代表でも質は高い動き出しを見せているが、なかなかボールが出てこない。アジアの国との対戦では、相手の守備陣がべた引きの時が多いので、スペースがなかなか見つからないという問題もあった。本大会のドイツ、スペイン戦では守勢に回ることが多いので、カウンター攻撃で古橋のスピードが生かせると思います。鎌田と相性が合うと思いますが、森保監督がどう判断するか」

 FWは日本代表のエースに君臨してきた大迫勇也(神戸)もいる。精彩を欠いていた時期があったが、徐々にコンディションを上げて体のキレも戻ってきている。前線でポストプレーの技術が高く、森保監督が志向するサッカーと相性がいい。メンバー発表まで1週間あまり。南野と古橋はW杯本大会のメンバーに選ばれるだろうか。(梅宮昌宗)

※週刊朝日オリジナル記事

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