東北北部や北海道を中心に、あす12日にかけて、大雨になる恐れがあります。土砂災害に厳重に警戒してください。16日頃にかけても大雨に警戒、注意が必要です。
東北北部 これまでの大雨で土砂災害の危険度高まっている
きょう11日、東北北部では、これまでに降った大雨で、土砂災害の危険度が非常に高くなっている所があります。
東北北部や北海道 あす12日にかけて大雨の恐れ
きょう11日の雲と雨雲の様子をみると、朝鮮半島から日本海、さらに東北北部、北海道付近にかけて、前線の雲が広がっており、日本海には発達した雨雲がみられます。
東北北部や北海道は、きょう11日日中は雨は小康状態でしたが、これからあす12日にかけて、発達した雨雲がかかるでしょう。局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨になる恐れがあります。
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
予想される雨量
あす12日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
東北地方 200ミリ
北海道地方 120ミリ
その後、あさって13日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
東北地方 100から150ミリ
です。
東北北部や北海道は16日頃まで大雨に警戒 前線の南下で東北南部~九州北部も雨
13日から14日頃は、前線の活動は一時的に弱まりますが、15日頃から前線の活動が活発になるでしょう。低気圧が、16日頃、北海道付近を通過する見込みです。
東北北部や北海道付近に、16日頃を中心に発達した雨雲がかかる見込みです。16日頃にかけて、大雨に警戒、注意が必要です。
一方、熱帯低気圧から変わる台風が、13日に関東や東海にかなり接近し、関東や東海は大雨になる恐れがあります。
日本海の前線は、16日から17日頃、本州を南下するでしょう。東北南部から九州北部にかけても、雨が降ることもある見込みです。
土砂災害の前兆
大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。