テイラー・スウィフト、自身の楽曲を3つの “ペン”タイプに分けたプレイリストをApple Musicで公開
テイラー・スウィフト、自身の楽曲を3つの “ペン”タイプに分けたプレイリストをApple Musicで公開

 テイラー・スウィフトは先月、自曲の制作過程について話していた際に、歌詞が “万年筆”タイプ、 “羽ペン”タイプ、 “ラメ入りのゲルペン”タイプに分類できると発言していた。ニュー・アルバム『ミッドナイツ』のリリースを1週間後に控えた2022年10月14日に彼女は、『フィアレス(テイラーズ・ヴァージョン)』から『エヴァーモア』までの自身の楽曲が、これらの独特なグループのどれに当てはまるのかを明らかにする3つのプレイリストをApple Musicと共同で公開した。

 テイラーは、自身が<ソングライター=アーティスト・オブ・ザ・ディケイド>として表彰された【2022 ナッシュビル・ソングライター・アワード】でこの3つのグループについて述べていた。受賞スピーチで彼女は、「(楽曲を)書き留めるときに手に持っている筆記用具を想像して、比喩的な意味でこれらのカテゴリーを思いつきました。実際に羽ペンを持っている訳ではないです。もうないんです。 怒って壊したことがあるので」と語っていた。

 これら3種のペンがタイトルになっているApple Musicの各プレイリストは、テイラー自身が録音したパーソナル・オーディオ・メッセージで始まり、過去3枚のアルバム(『ラヴァー』、『フォークロア』、『エヴァーモア』)と2枚の再録アルバム(『フィアレス(テイラーズ・ヴァージョン)』と 『レッド(テイラーズ・ヴァージョン)』)を網羅する11~18曲で構成されている。Apple Musicの説明によると、一番長いプレイリストは万年筆タイプの “Fountain Pen Songs”で、おなじみの引例と鮮やかなイメージに満ちたモダンな歌詞が含まれている。例えば「オール・トゥー・ウェル」、「ラヴァー」、「シャンペン・プロブレムズ」などだ。

 Appleとの共同声明でテイラーは、「私の歌詞のほとんどは “万年筆”の歌詞です。うるさいほど詳細に見えるし聞こえるし感じるられるほどはっきり覚えているような瞬間を、詩のように書いた現代の個人的な物語です」と説明している。

 「ウィロー」、「レッド」、そして7月に公開された映画『ザリガニの鳴くところ』のために作曲した「カロライナ」 などの曲は羽ペンタイプの “Quill Pen"プレイリストに、そしてキラキラしたゲルペンタイプの “Glitter Gel Pen"には「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」、「ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン」、「ユー・ビロング・ウィズ・ミー」など、より軽快な楽曲が収録されている。

 「 “ラメ入りゲルペン”には、踊りたくなるような、歌いたくなるような、そして部屋中にラメを撒きたくなるような歌詞の楽曲が入っています。あまり自分のことを真剣に捉えすぎない方がいいと気づかせてくれます。最近私たちが聞く必要のある言葉ですね。 “羽ペン”の曲は、19世紀の詩人がロウソクの炎の下で次のソネットを作るような、古風な気分にさせる歌詞の曲です」と彼女は説明している。