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きょう19日(木)の関東は、日中は広く晴れるものの、沿岸部は雲が広がりやすく、夜は所々で雨。雪のまじる所も。寒さが戻り、北風が冷たく感じられそう。マフラーや手袋などで、寒さ対策を万全に。21日(土)以降は、寒さが一段と厳しくなりそう。体調管理に注意。

日中は広く晴れる 夜は沿岸部で雨や雪の所も

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きょう19日(木)の関東は、高気圧に覆われますが、夜は伊豆諸島付近に発生する低気圧の影響を受ける見込みです。

日中は、内陸部を中心に晴れるでしょう。北部の山沿いでも、雪の降ることはなさそうです。ただ、沿岸部は次第に雲が広がりやすくなり、夜遅くには所々で雨が降り出すでしょう。帰宅時間が遅くなる方は、お出かけの際に雨具があると安心です。日付が変わる頃には、神奈川県の山沿いや東京都の多摩地方など、雪のまじる所もあるでしょう。車の運転などはご注意ください。

北風の冷たい一日に

きのう18日(水)は、日差しのぬくもりを感じられた所が多くなりましたが、きょう19日(木)は再び寒くなるでしょう。

予想最高気温は、東京都心と横浜で10℃、宇都宮や前橋、水戸は9℃と、各地でこの時期らしい寒さとなりそうです。北よりの風が吹いて、実際の気温より寒く感じられるでしょう。マフラーや手袋で首元や手首を温めるなど、暖かくしてお出かけください。

21日(土)から厳しい寒さ 23日(月)は雪の可能性も

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この先1週間の天気をみますと、関東は晴れ間の広がる日が多い見込みです。空気が乾燥しますので、火の元にご注意ください。屋内でも加湿器などを使用するなど、喉を傷めないようにお気をつけください。

23日(月)は日本の南海上を進む低気圧の影響で、各地とも雨や雪が降るでしょう。表示は雨マークだけですが、平野部でも雪の降る可能性があります。なお、低気圧の進むコースや寒気の強さによって、雪の降るエリアが変わりますので、最新の気象情報にご注意ください。

気温は、あさって21日(土)からグッと下がります。来週にかけて、各地とも最高気温は10℃に届かず、5℃前後にとどまる日もあり、厳しい寒さが続く見込みです。体調を崩さないように、室内でも、ひざ掛けをしたり、厚手の靴下をはいたりして、暖かくしてお過ごしください。

南岸低気圧の進路 関東の天気はどう変わる?

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関東の天気は、南側の沿岸部を進む「南岸低気圧」の進路次第で、大きく変わります。パターンは3つ、挙げられます。

① 南岸低気圧が八丈島の北を進む場合、関東には低気圧の降水域がかかり、暖かい空気も流れ込みます。そのため、降るものが雪ではなく、雨になりやすいのです。

② 南岸低気圧が八丈島の少し南を進む場合、関東には降水域がかかる一方、北から冷たい空気を引き込みます。そのため、雪が降りやすく、時には大雪になることがあります。

③ 南岸低気圧が八丈島の南を進む場合、降水域そのものが、関東の陸地まで届かず、雪も雨も降らないことが多いです。ただ、冷たい空気が南下するため、関東では、雲が広がりやすくなります。

南岸低気圧の進路と八丈島の位置関係は、関東の雪を予報する目安の一つですが、決め手はこれだけではありません。関東で大雪になるかどうかは、低気圧の発達度合いや進む速度、気温の低下、湿った空気の流れ込みなどで変わります。(①のように雨でも、降り方が強まると、周囲の空気が冷やされて雪に変わることもあります。)
関東では、普段、雪にあまり慣れていないため、最新の天気予報などをこまめに確認し、雪が予想される場合は、早めの対策を心がけてください。