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12日(日)も花粉が「非常に多く」飛ぶ所が多いでしょう。13日(月)は雨で、花粉の飛散は抑えられますが、雨が上がったあとは、また大量飛散に。しばらく花粉症の方は対策が必要です。

「非常に多く」飛ぶ日が多い

この先も本州付近はスギ花粉のピークが続くでしょう。

花粉の飛散量は12日(日)も一番多いランクの「非常に多い」所が多い見込みです。ただ、13日(月)は広く雨が降るため、花粉の飛散量は抑えられる所が多いでしょう。東京も飛散量は「少ない」見込みです。

14日(火)は天気は回復し、花粉は広く「多い」または「非常に多い」飛散となるでしょう。15日(水)以降は晴れて、気温も上がるため、「非常に多い」飛散の所が多くなりそうです。

一時的に雨で飛散量が抑えられても、その後はまた大量飛散となるため、注意が必要です。

いつまで万全な対策が必要?

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スギ花粉飛散のピークは、福岡ではそろそろ峠を越えますが、高松や広島、大阪、名古屋では3月中旬にかけて続くでしょう。金沢、東京、仙台では3月下旬までとなりそうです。

ヒノキ花粉のピークは 福岡や広島では3月下旬から4月上旬、高松では3月下旬から4月中旬となるでしょう。大阪と名古屋では、4月上旬から中旬、東京では4月上旬から下旬にかけてピークを迎える予想です。金沢と仙台は、4月を中心にヒノキ花粉が飛散しますが、飛散量は他の地点と比べると少ないため、はっきりとしたピークはない見込みです。

4月にかけて花粉シーズンが続く所が多くなっています。花粉症の方はしばらくの間、万全な対策が必要です。

帰宅後の花粉対策 室内の花粉を減らすために

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花粉症の症状を緩和させるには、できるだけ花粉を避けることが大切です。そのためには、室内に入る花粉を減らすよう、以下のことを心がけましょう。

① 花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると、大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。新型コロナウイルス感染予防のため、換気をする機会が多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
② 床やカーテンなどには、花粉が多数付着している可能性があります。濡れた雑巾やモップなどを使って、こまめに拭き掃除をしましょう。カーテンは、定期的に洗濯をするのがおすすめです。
③ 花粉が大量に飛ぶと予想される日には、なるべく洗濯物や布団を外に干すのは避けるか、外に干した場合は、花粉をしっかり払い落してから、取り込みましょう。