これが我が愛用のビーサン。履きすぎて、かかと部分の底が数ミリほどの厚さに……(photo 本人提供)
これが我が愛用のビーサン。履きすぎて、かかと部分の底が数ミリほどの厚さに……(photo 本人提供)

 なんて思っていたら、今ボロボロの汚れたスニーカーを世界のハイブランドが売り出して何十万円も払って買う人がいると聞いた。いやまさに、それって「単なるボロとどう違うのかね」と思う私であります。っていうか実際、ここ数年、夏になると連日ヘビロテで履いてる大好きな靴は4年前の沖縄出張で靴が壊れて慌てて買った400円のビーサンでリアルにボロい。で、こっちの方がよほどファッショナブルと勝手に思っている。単にオヤジ化しただけ?

稲垣えみ子(いながき・えみこ)/1965年生まれ。元朝日新聞記者。超節電生活。近著2冊『アフロえみ子の四季の食卓』(マガジンハウス)、『人生はどこでもドア リヨンの14日間』(東洋経済新報社)を刊行

AERA 2022年8月15-22日合併号

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