【パスタもストローに!】阿部幸製菓の製品。口に入れるとほんのり甘く、舌触りが心地いい(photo 写真部・高橋有紀)
【パスタもストローに!】阿部幸製菓の製品。口に入れるとほんのり甘く、舌触りが心地いい(photo 写真部・高橋有紀)
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 大手飲食店を中心にすっかりメジャーになっている紙のストロー。ただ、すぐにふやけて、口当たりもいまひとつ……。実は、紙とプラ以外のストロー素材は意外とたくさんあるんです。AERA 2022年1月3日-1月10日合併号では、注目の新素材ストローをご紹介します。

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 レジ袋とともに「脱プラスチック」の標的とされたプラスチックストロー。代わりに紙ストローを使う店が増えたが、「吸いづらい」「ふやけてしまって飲みにくい」の声も耳にすることが多い。かと言って、このご時世に「プラに戻そう」とも言えないのが正直なところ。でもちょっと待って。ストローにはプラと紙の2択しかないの?

 米、飴(あめ)、竹、サトウキビ、草、ステンレス、アルミニウム、シリコン──。世界各国で作られた様々な素材のストローコレクションを披露してくれたのは、ストローマニアを自称する野村優妃さん(24)。野村さんのお気に入りはガラスのストローだという。

「ストローの縁が丸みを帯びているので口当たりが良く、洗うときにも中が見えるので、衛生的です」

■ストロー愛が高じて

 シリコン製はかんでも安全なので子どものマイストローにオススメ。だが、ほこりが付きやすいのが難点だ。ステンレスやアルミは、冷たい飲み物をより冷たく楽しめるメリットもあるが、金属の口触りが気になる人もいる。自然素材は炭酸飲料が吸えないなど、どの素材にも一長一短があるという。

 野村さんが趣味でストローを集め始めたきっかけは、19歳の頃に留学したフィリピンのカフェで出合った竹ストローだ。それまで無意識で使っていたストローを、初めて「なにこれ?」と意識した。その後留学した台湾では、タピオカブームとともにストローが大量消費されて問題になっていた。帰国すると、日本では脱プラスチックの動きが加速していた。

「ストローは悪くないのに、悪者扱いされてしまっている」

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