そして、12月には延長を発表して再度、<「大阪いらっしゃいキャンペーン」は12月31日までの予定でしたが、2月28日まで延長します。コロナ禍で厳しい状況になってる観光業、ホテル、運輸、飲食業の応援事業です。府民が府内に泊まれへんやろと言われてましたが、今日現在で17万人が利用。大変好評です。>とツイッターに書き込んだ。
5日の記者会見で吉村知事はこう語っていた。
「いらっしゃいキャンペーンは、ワクチン2回接種か、陰性のいずれかを確認して慎重に行っている。いまの時点で中止は考えていない。また県内、都道府県の移動、自粛の要請は現時点ではない」
しかし、急激な感染拡大を受け、6日の記者会見からバックボードから<大阪いらっしゃいキャンペーン2021>が消え、<感染防止対策の徹底><会食時には4つのルールを守ろう!>に変わった。
7日の記者会見では吉村知事に対し、「大阪いらっしゃいキャンペーン2021」の継続について質問が相次いだ。キャンペーンはワクチン接種などワクチン検査パッケージが前提となっている。しかし、オミクロン株はワクチン接種2回でもブレークスルー感染が数多く報告されている。
「ワクチン検査パッケージは、安全で安心の仕組み。何もやらないよりはいい。オミクロン株はブレークスル―感染が多く、ワクチン検査パッケージも十分なものではない」
吉村知事はこう認め、大阪府独自で発出している、新型コロナ警戒信号を念頭に「キャンペーンは府市でやっている事業です。黄色信号を出し、警戒となれば、いったん、新規予約は中断する」と12日以降は新規予約は受けないと述べた。しかし、すでに予約済みの場合は「従前から予約を決めていると、キャンセルしてくださいとはいいません」との見解を示した。
新規感染者数が急増し、9日から「まん延防止等重点措置」に移行する広島県は6日にキャンペーン事業の停止を決めている。