俳優に、コンサート演出にと活躍目覚ましい松本潤さんがAERAに登場。これまでさまざまなキャラクターを演じてきた松本さんが新ドラマで演じる“情けない男”について語ったAERA 2022年1月17日号から。
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さまざまなキャラクターを演じてきた。
「ごくせん」ではクールで頭脳明晰な不良、沢田慎。「花より男子」では超俺様の御曹司、道明寺司。「失恋ショコラティエ」では一途に片思いを続ける妄想男子、小動爽太。現在、映画版が公開中の「99.9-刑事専門弁護士-」シリーズでは、型破りで鋭い観察眼を持った親父ギャグ好きの弁護士、深山大翔。
硬軟とり交ぜ、いろいろな顔を見せてきたが、20日スタートの主演ドラマ「となりのチカラ」では、まったく新しい松本潤に出会えるかもしれない。脚本家・遊川和彦の「(松本に)今まで見たことのない情けない男をやらせたい」という着想から生まれた作品だからだ。
「面白そうだなと思いました。遊川さんはオリジナルの連続ドラマをずっと書き続けて、毎回テーマに沿ったリアリティーあるキャラクターを作り上げてこられた方。そこに加われるのはうれしいですし、大変な部分は多々ありますけど、楽しんでやっています」
松本演じる中越チカラには、しっかり者の妻・灯(あかり)(上戸彩)と12歳の娘・愛理、10歳の息子・高太郎がいる。連ドラでがっつり父親役に挑むのも初体験だ。
「新鮮ですね。休憩中も中越家で集まって『一生、同じものしか食べられないなら?』『人生の最後に食べるなら?』とかいう話をみんなでしたりして(笑)。俺? 最後に食べるなら和食がいい。上戸さんは寿司で、高太郎もそうだっけ。愛理ちゃんはハンバーグ。最初、一番好きな食べ物を聞いたら『シャインマスカット』って言ったんですよ。子どもってかわいいな!と思って」
2023年にはNHK大河ドラマ初主演となる「どうする家康」も控える。俳優として人間として、ますます脂が乗ってきているのは間違いない。
(ライター・大道絵里子)
※AERA 2022年1月17日号