今回、村元・高橋組は、出場10組中今季ベストスコアで1位、パーソナルベストでも全体2位という成績を引っ提げての参戦。表彰台に上れば、高橋は複数カテゴリでのチャンピオンシップメダル獲得ということになる。
四大陸選手権の場合、順位に応じて付与されるポイントは五輪や世界選手権に次いで高く、グランプリファイナルを上回る。このポイントから算定されるランキングは世界選手権の滑走順にも影響するため、出場が決まっている「かなだい」にとっては、次にもつながる重要な一戦だ。
シングルの代表には、三原舞依や友野一希、三浦佳生らが名を連ねている。三原、友野の両名は、いずれもパーソナルベストスコアで参加全選手中2位。三原は過去3回の出場すべてで表彰台に上がっており、四大陸とは相性がいい。友野は、今季のISU公認スコアでは参加の19選手中トップ。三浦は、その友野を全日本選手権で10ポイント以上リードして4位に入った(国内大会はISU非公認)。
派遣したカテゴリ全てで代表選手がメダル獲得となれば、日本初の快挙。北京五輪を前に、一足早く北欧の地で日本旋風が巻き起こりそうだ。(菱守葵)
※週刊朝日オンライン限定記事