丸山茂樹氏は、米国男子ゴルフのハワイ・マウイ島とオアフ島の2連戦、選手会会長に選出された谷原秀人選手などについて語る。
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米PGAツアーの2022年初戦「セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ」(1月6~9日、ハワイ州カパルアのプランテーションコースatカパルア)で、松山英樹(29)は13位でした。
約2カ月半ぶりの試合でしたね。去年はオーガスタとZOZOで優勝して、リフレッシュしたかったんじゃないですかね? 一回ゴルフに対してリセットして。試合をやらないってだけで練習はしてたと思うんで、初戦はいい流れでやれてたと思います。
いつもマウイ島からオアフ島と、ハワイでの連戦から始まるんです。初戦は前年に優勝した人しか出られませんから、気分よくプレーできて、あっという間に1週間が終わっちゃう。
次の「ソニーオープンinハワイ」が、ほんとの意味でのスタートかなと思います。一方で「俺はメインランドからスタートするんだ」という人もいます。タイガー・ウッズ(46)はほとんどそうだったなあ。意外と「マウイに行ったからオアフにも」って人ばかりじゃないですしね。
僕は3回この流れで出させてもらいましたけど、楽しかったですね、2週間ハワイにいられて。初戦は予選落ちもないんで気軽だったし、ソニーオープンのいい練習になった。思い切ったことをやれましたね。
さて、国内男子ツアーのメンバーで構成されるジャパンゴルフツアー選手会は、新しい選手会長に43歳の谷原秀人を選びました。
みんなからしたら大先輩だと思いますし、谷原自身はしっかりした意見も持ってるし、非常にいいんじゃないかと思ってます。
「男子ツアーの面白さを伝えていければ」という谷原のコメントがありました。いままでもスローガンを掲げてこれをやっていこうとするんですけど、なかなか難しくて。
男子の面白さをほんとに理解してくれてる層って、薄いんです。ほんとにマニアックっていうか。僕らの中では、ほんとにゴルフを理解できてる人たちだっていう思いもあるんですよね。その層を大事に確保して、少しずつほかの方々へ浸透していくといいのかななんて、ちょっと思ったりしてますね。