また、聖隷クリストファーの選手たちの精神状態を懸念する。
「コロナ禍で夏の甲子園が中止になった20年の静岡独自大会で優勝しましたが、甲子園の土を踏めなかった。春夏通じて初めての『甲子園出場』に向けてOBや地元の期待大きかった。選手たちもまさかの落選でショックが大きいと思う。夏の大会に向けて気持ちを切り替えるのは難しいかもしれないが、甲子園に出場できる力量は十分に備えている。個々の能力だって低くない。悔しさをバネにはい上がってほしいです」
ネット上では、「甲子園に出れると夢見てた選手は、人生最悪の日になったと思います。元球児でしたが、当落線上ならまだしも、決勝まで行ってゴールド負けもせず、良い戦いまでしたのに。センバツはこの選考が醍醐味ではあるが、夢を掴みかねた選手の事を考えると、これを機に選考方法も一定のルールを再考しましょう。選考委員もSNSで潰されてしまうよ」、「残念な選考と言わざるを得ません。まだ間に合います。特別枠を設けてクリストファーを出場できるようにしてあげてください。柔軟な対応をお願いします。そして、今後のために、世間が納得する透明なルールに変更して、再発防止に努めてください」などのコメントが相次いだ。
選抜出場校の選考をめぐり、疑問や批判の声が上がったのは今回だけではない。選考基準や地域別に割り振られる出場枠など、改めて見つめ直さなければいけないだろう。(安西憲春)