エンゼルスの大谷翔平(GettyImages)
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 大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)がまたひとつ大きな快挙を成し遂げた。MLBを題材にした野球ゲーム『MLB The Show 22』(4月5日発売)のカバーアスリート(表紙)に大谷を起用することが発表された。同作は、世界での売り上げが200万本(2021年)の人気野球ゲームシリーズで、発売も1998年からとその歴史も長い。今の『The Show』というタイトルは、2006年以降から使用されている。

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 同作のカバーアスリートには、人気実力ともにMLBの顔といえる選手が代々起用されている。これまで、ケン・グリフィーJr.(元マリナーズ)や、今年米の野球殿堂入りを果たしたばかりのデビッド・オルティス(元レッドソックス)、楽天でも活躍したアンドリュー・ジョーンズ(元ブレーブス)などの有名選手が登場。昨年はフェルナンド・タティスJr.(パドレス)が選ばれている。

 しかし、MLBで長年活躍していたイチローはカバーアスリートに選ばれたことがない。同作の表紙に日本人選手が選ばれるのは、大谷が初めてであり、また投手が選ばれることも史上初である。『MLB The Show 22』は、ニューヨークの中心、タイムズスクエアでカウントダウンイベントを実施。発表が解禁となった東部時間1月31日の正午、タイムズスクエアの巨大なスクリーンに大谷の映像が流れると、現地に集まった多くのファンから歓声があがった。

 もっとも、この起用について、現地のファンからは「当然」という声も多く出ている。『FOXスポーツ』が行なった同ソフトのカバーアスリートを予想するファン投票結果(1月29日発表)では、大谷が1位に選ばれている。また、エンゼルスの専門メディア『ヘイロー・ハングアウト』も「『MLB The Show 22』のカバーが大谷でなければ、それは冗談だ」といい、「もちろん、『他のプレイヤーを選ぶべき』というばかげた発言も時々目にするが、大谷以外は想像できない」と断言するほどであった。

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