宮崎美子(みやざき・よしこ)/ 1958年、熊本県生まれ。80年、熊本大学在学中に本誌の表紙を飾ったのを機に、ミノルタ(現・コニカミノルタ)のCMに起用され、話題の人に。同年、TBSテレビ小説「元気です!」で俳優デビュー。その後も、多くの映画、ドラマなどに出演。一方で、クイズ番組やバラエティーでも活躍している。2020年にはYouTubeチャンネル「よしよし。【宮崎美子ちゃんねる】」を開設。主人公の母親役を演じた映画「猫と塩、または砂糖」は全国順次公開中。(撮影:写真映像部・戸嶋日菜乃/編集協力:一木俊雄/ヘアメイク:岩出奈緒/スタイリスト:坂能翆/衣装協力:Cucina、Perlagione)
宮崎美子(みやざき・よしこ)/ 1958年、熊本県生まれ。80年、熊本大学在学中に本誌の表紙を飾ったのを機に、ミノルタ(現・コニカミノルタ)のCMに起用され、話題の人に。同年、TBSテレビ小説「元気です!」で俳優デビュー。その後も、多くの映画、ドラマなどに出演。一方で、クイズ番組やバラエティーでも活躍している。2020年にはYouTubeチャンネル「よしよし。【宮崎美子ちゃんねる】」を開設。主人公の母親役を演じた映画「猫と塩、または砂糖」は全国順次公開中。(撮影:写真映像部・戸嶋日菜乃/編集協力:一木俊雄/ヘアメイク:岩出奈緒/スタイリスト:坂能翆/衣装協力:Cucina、Perlagione)
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 役者にとどまらず、クイズ番組でも知性派として大活躍している宮崎美子さん。デビューは、本大学在学中に篠山紀信さんが撮影した「週刊朝日」の「女子大生シリーズ」の表紙がきっかけでした。作家・林真理子さんとの対談で、宮崎さんが当時を振り返りました。

【写真】宮崎美子さんが表紙を飾った1980年の「週刊朝日」

*  *  *

林:宮崎さんは週刊朝日の「女子大生シリーズ」表紙の記念すべき第1号(1980年1月25日号 撮影・篠山紀信)だったわけですけど、応募した写真を撮ったのは、当時のボーイフレンドだったんですよね。

宮崎:そうなんです。

林:これには、後日談があって、その彼とは結婚なさらなかったけど、その方のお嬢さんが「女子大生シリーズ」に応募して、表紙になったんですね。

宮崎:そうです、そうです。

林:いまそのお嬢さんは何をしてらっしゃるんですか。

宮崎:このあいだ女の子を出産して……。

林:まあ、そうなんですか。時の流れを感じますねえ。

宮崎:もう40年以上前ですから。私が表紙になったのは。

林:2年前も水着写真をお撮りになって、「やっぱりカワイイなあ」っておじさんたちの胸をキュンキュンさせてたみたいですけど、ご自分でも「まだイケるな」と思われました?

宮崎:ハハハハ、あれは篠山さんのマジックで、「このアングル!この角度! ここしかない!」というところでシャッター切ってますから、うまく撮ってくださるもんだなあと思いました(笑)。週刊朝日の表紙から40年たって、「おかげさまで何とかここまでやってきました。ありがとうございました」という気持ちになりました。

林:あの表紙からすべてが始まったんですもんね。清純で素朴なんだけど、キラッと光るものがあって。選んだ人たち、大したものだと思いますよ。

宮崎:めずらしかったんでしょうね、田舎(熊本)からぽっと出てきたから。面接のとき、お化粧してなくて、「あのリンゴのほっぺがよかった」ってあとで言われました。

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