3月7日にまん延防止等重点措置が解除された福岡天神の繁華街
3月7日にまん延防止等重点措置が解除された福岡天神の繁華街

 夜の9時には帰宅しているのはコロナに対して危機感があってのことじゃない。今は「そんなもんだから」という感じになってしまった。もちろん、基本的な感染予防はしているけれども、オミクロン株が出始めたときよりも、正直、緩くなってしまっている自分もいたりする。3回目のワクチンも接種しているし、「これくらいでいいんじゃない?」って。

 僕はアメリカンフットボールが好きで見ていますけど、アメフトの試合の観客数の多さに「これくらいはいけんじゃないの?」と思ってしまう。だから、これからどうなるんだろうと思いつつ、頭の中は「?(はてなマーク)」のまま生きている感じ。

 今月末には花見のシーズに入り、花見スポットは自粛となっていると思うけれども、去年よりも“自粛感”が弱くなるのかなと思う。コロナで迎える3年目の春というか花見シーズンだから、コロナに対しての対処方法もなんとなくわかっている。でも、何がどうなって、どうすればいいんですか?っていう疑問が渦巻いています。まん防が解除されて、この春、どう過ごせばいいの? 花見はしたい、屋外で酒も飲みたい。散歩もしたい……そして、感染者数は減っている、3回目のワクチン接種も進んでいる、そんな時に、今まで我慢してきた人たちの動きを止められるのだろうか?

 この春の過ごし方もわからないけれども、もっと先、コロナ後に元の生活に戻せるのか疑問が湧く。もちろん、コロナ前の生活に戻した方がいいと思うんですよ。例えば、酒を飲むんだったら、昔みたいに終電まで飲むとか。コロナ後は色々なことを急いで元に戻さないといけないけれども、「元に戻せ」というスイッチが入った時に、僕はそのアクセル踏めるのかな? 

 緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が何回も出て、さらには延長されて、初めの頃は「我慢ばかりでふざけんじゃない!」みたいな感じだったけど、今の生活にもすっかり慣れてしまった。だから、もしコロナが明けても、元の生活に戻せる自信が今度はなくなってしまったというのが本音。

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元の生活に戻るために先陣を切る指導者を