「本格的にセクシー路線に傾いていったのは、2018年に長女の“お受験”が終わってからだと言われています。2015年に夫の浮気疑惑があり、夫婦仲は冷めきっていたという報道もありました。その後、2019年に長谷川さんは41歳で水着姿や胸元があらわになった姿を掲載した写真集を発売しています。そして昨年10月に離婚が発表されたわけですが、ダメ押しとなったのは、その直前に写真誌に報じられた夫のパパ活疑惑。記事では『セクシーな下着に、高いヒールを履いてもらうことかな?』と、相手におねだりしているとありました。セクシー路線が新しい恋に向けた動きなのかはわかりませんが、そうした夫婦関係も影響していたのではないでしょうか」(週刊誌の芸能担当記者)

 離婚前、長谷川は「グータンヌーボ2」(2021年1月19日放送)で、「モテたい」と明かしており、「『長谷川京子とだったら付き合ってみたい』という選択肢に入りたい」とも話していた。自身の持つ女性としての魅力を、世の男性にアピールしたいという強い願望があるようだ。

「2000年代の清純派女優としての長谷川さんをリアルタイムで見てきた40代以上の女性からはセクシー路線は不評ですが、それよりも下の世代からは生き方や美容に対する情熱などが支持されています。離婚後の吹っ切れた感じも好感が持たれています。年始に放送された『さんまのまんま』(フジテレビ系)で、田中みな実さんから『独身です』と紹介された長谷川さんは『私のこと、つぶしに来たでしょ』と、離婚ネタ交えて笑いをとっていました。肌の露出は増えましたが、前向きで悲壮感がないところがポイント。今後も好感度はそこまで落ちないと思います」(前出の記者)

 ドラマウオッチャーの中村裕一氏は、そんな彼女のキャリアと今後についてこう分析する。

「女優としては、派手さはないものの着実にキャリアを積み重ねてきました。2000年代前半は長瀬智也主演の『ビッグマネー!~浮世の沙汰は株しだい~』(フジテレビ系)や、初主演作である『おいしいプロポーズ』(TBS系)などのヒット作に毎年のように出演し、落ち着いた演技を披露してきました。しかし、正直言って、決定的な代表作と言えるドラマが見当たらないのも事実。裏を返せば、そこに伸びしろや可能性があるということ。演技力・表現力を磨けば何歳になっても輝くことができるのが芸能の世界です。子育てを経て、アラフォーになって色気の増した彼女がこれから先どのような役を演じるのか、またどう羽ばたいていくのか非常に楽しみです」

 2月に23年間所属していた事務所から独立した長谷川。夫や事務所から独り立ちした彼女が、どんな新境地を切り開いてくれるのか楽しみだ。(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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