「遅刻魔」で知られていたのはR-指定だった。18年11月13日の「オールナイトニッポン0」では、前日のラジオイベントの公開収録にR-指定が遅刻した話題になり、DJ松永は「おまえの『すいやせん』は毎日言ってるけど、毎日言ってるから、それは記号でなんですよ。脳みそで考えて感情で『すいません』って言っていないから、それはもう言葉じゃない。(R-指定は)すいませんって顔もしていないし、すいませんと思っていない。俺もすいませんとは捉えていないんだけど」とまくし立てた。「仕事を何だと思っているんですか?遅刻がどれだけ偉そう(に見える)なことか分かる?皆さんを待たせて。人の時間をぶんどっているんだよ」と語気を強めると、R-指定は謝罪し続けた。
もちろん、このやり取りも殺伐とした空気ではない。厳しく注意した松永はR-指定が遅刻した現場で関係者に謝っているが、2人は互いの性格を認め合って絆は固い。ただ、こうした背景を知らず、今回のニッポン放送の発表会でDJ松永の「遅刻で開き直り発言」だけフォーカスされて批判の声が相次ぐ形となった。
「Creepy Nutsのファンやラジオのリスナーでなければ、あの態度を見て不遜に感じたのかもしれない。そこは言葉選びで反省の余地があります。ただ、時間の問題ではないにしても遅れたのは6分ぐらいで、大遅刻したわけではない。開き直った発言を問題視してSNS上で批判するほどのことではないと思いますが…」(スポーツ紙記者)
知名度が高まった宿命で発言も大きな影響力を持つ。ただ、「Creepy Nutsらしさを失わないで欲しい」というのもファンの思いだろう。
(矢島龍)