映像メディアが多様化する中でも、テレビはリモコンのスイッチを押すだけで、気軽に見ることができる。そんな優しいテレビにBSテレビ局が一気に3局も開局する。新たに始まるテレビ局の特徴や番組の見どころを紹介しよう。
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コロナ禍で、すっかり定着した、おうち時間。家で過ごすと、テレビを見る時間が増えてくる。地上波やBSなどのテレビ放送にインターネット番組などたくさんのコンテンツがすでにあるが、3月から新たにBSテレビ局が3局始まる。「BSよしもと」「BS松竹東急」「BSJapanext(ビーエスジャパネクスト)」だ。
それらの局の番組や見どころなどを紹介しよう。
これら3局は無料のBS放送である。特別な設定は基本的に必要なく、テレビ画面で表示されるEPG(電子番組ガイド)で選択可能だ。NHKBS1から右に行けばNHKBSプレミアム、BS日テレ、BS朝日とある。左に進むと、BSよしもと、BSJapanext、BS松竹東急の順に番組表が現れる。見たい番組を選択すれば番組を見たり、録画予約をしたりすることができる。
3局のうち一番早く3月21日に開局を迎えるのが、BSよしもとだ。
「吉本興業グループは2011年から『住みます芸人』と同社の社員が、全国47都道府県に拠点を置き、『あなたの街に住みますプロジェクト』をはじめました。笑いの力で地域の活性化に貢献したり、地方創生事業を自治体や地域の企業などと進めたりしています。BSよしもとは、その考えを体現したものです」
とプロモーション本部の中村礼さんは意気込む。
これから放送される数ある番組の中で同局がイチオシとするのが「Cheeky’s a GoGo!」(チーキーズ ア ゴーゴー)である。この番組は、月曜は関西・東海、火曜は中国・四国、水曜は九州・沖縄など、曜日ごとに地元愛あふれる地域の情報を住みます芸人とともに発信していく。