この番組のコーナーには、各地の魅力的な物件を紹介する「住みます物件ガイド」のように、テレワークが進み地方移住を考えている人にも役立つ内容となっている。
「開局した後もさらにパワーアップし、スポーツ番組や新作のバラエティー番組など、吉本ならではの番組をお届けする予定です」(中村さん)
次は、3月26日にスタートするBS松竹東急。
「松竹はエンターテインメント企業で、一方の東急は鉄道のイメージが強いかもしれませんが、複合文化施設の『Bunkamura』などで文化や芸術にも力を入れています。二つの企業に共通する『日々の暮らしを豊かにする』というコンセプトで、BSテレビ局を開設します」
と同局執行役員で編成局長の中村敦史さん。
BS松竹東急が放送する番組の柱は、大きく分けて三つある。一つめが松竹映画をはじめとする古今東西のさまざまな映画、二つめは演劇や歌舞伎などの劇場文化、そして三つめは多彩な作り手とコラボレーションして生み出す、趣向を凝らしたオリジナルのドラマだ。
映画「男はつらいよ」に代表される定番のコンテンツもあり、3月27日には劇団ひとりと竹下景子が司会を務め、ゲストに山田洋次監督を迎えて「寅さんファンクラブ 寅年スペシャル! あなたの寅さん 私の寅さん」が開局記念特別企画番組として放送される。
オリジナルドラマでは4月2日から毎週土曜に「家電侍」が放送される。主演は滝藤賢一で、江戸時代の長屋に暮らす貧乏浪人(滝藤)のもとに、ひょんなことから最新の家電が届くという奇想天外な時代劇コメディーである。
「一視聴者としても思うのですが、いいドラマは視聴者の記憶にいつまでも残っています。ドラマと同時にその時代や社会のことも思い出します。そういうドラマを提供したいと考えています」
と中村さんは意気込む。
最後は3月27日に始まるBSJapanext。
BSJapanextは、テレビやラジオなどの通販でおなじみのジャパネットグループのグループ会社であるジャパネットブロードキャスティングが開局するテレビ局である。