放送作家・鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、コロナ禍の保育園について。
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先日、息子の保育園の卒園式がありました。2015年に生まれてきてくれて、今、6歳。
春から小学生になります。
僕ら夫婦の中で、保育園の送り迎えについて、もめごとになってしまうことが何度かありました。基本、妻が行ってくれているのですが。妻が仕事で行けない時は僕が送りに行き、僕が早く迎えに行けそうな時は迎えに行ったり。
妻がイッテQのロケで5日ほどいないときなどは、僕が行きますが、やはり、仕事をしながら送り迎えをする中で、時間のやりくり、結構大変ですよね。
一度、僕が仕事で海外に行く時に、その期間内で妻が迎えに行けない日があり、そのことをちゃんと決めてなかったことがありました。僕の中ではなんとかなると思っていたんですね。そしたら出発直前に妻に「保育園のお迎え、ちゃんと決めてないじゃないの!!」と大激怒されたことがありました。普段、妻に行ってもらっていることで甘えが出たんですね。
いや~、本当に怖かったな~。今となってはいい思い出ですが。あれから送り迎えにはより敏感になりました(笑)
この2年、保育園ではコロナ禍で様々なイベントが中止になっていきました。保護者が参加できるイベントもなくなっていき。
卒園式も親は参加できないかなと思っていたら、参加することができました。賞状を受け取る時は、全員が集まるのではなく、一組ずつ、並んで卒園の賞状を貰っていく。だから親もそれを見ることができる。
保育園の先生方がこの策を考えてくれたことにより、僕らも参加して、息子が賞状を受け取る姿を見ることができました。
最後の最後に先生がみんなに挨拶してくれたのですが、その先生は男性の保育士さんで、とても優しい先生。挨拶する時、先生は泣いていました。