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 人気グループSnow Manの最年長で、よどみなくトークをまわすMC担当。“いじられ三枚目キャラ”として、自身の容貌をネタにする深澤辰哉。赤塚不二夫の「おそ松くん」を原作に20代となってもニートな松野家の6つ子を描いたアニメの実写化映画「おそ松さん」(3月25日公開)で演じる“無気力マイペースな皮肉屋”の四男・一松についても、「共通点は二つで、ジト目と背です」と外見の特徴を挙げて笑いを誘うが……。一松とは異なる内面に迫った。

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──笑い声の絶えない印象の深澤さん、一松と中身はあまり似ていない?

「性格は真逆ですね。一松はぼそぼそしたしゃべり方だし。でもテンションがずっとローなわけじゃなくて、バッて上がるところもあるから、切り替えはめちゃめちゃ難しかった。監督と相談しながらやりましたね。ま、でも、全然違う役のほうがやりやすいなと思ってて。役に入り込めるから。自分に近いと、自分が出てきちゃう気がする」

──作品中、ニートの6つ子に転機が訪れ、一松が就職活動に励む場面があります。

「めちゃめちゃ緊張しました、正直。就職したことないからさ(笑)。芝居とはいえ、面接で目の前に3人並んでるのとか、だから演技じゃなくリアルに緊張してます(笑)」

──では、自分自身の転機は?

「先輩との出会いじゃないですか? 一つはA.B.C−Zの河合(郁人)くんで、もう一つは20歳のときの滝沢(秀明)くん。滝沢くんはターニングポイントだったかなという気がします。滝沢くんと出会ってなければ、いまこの事務所にいるかもわからないし、こういうキャラではなかったなって」

 当時、滝沢に、お前は二枚目路線じゃない、とアドバイスされたという。深澤はジャニーズ事務所所属のアイドルなのに、三枚目にすっと落とせるところが持ち味で魅力だ。

「言われたときも、別に自分がかっこいいとかは思ってなかった。けど、そのころは、(三枚目で)ふざける感じの先輩はいなくて。どうやっていいかもわかんないし、誰を見ていればそれが学べるかもわかんなかった。なのにステージ上ではめちゃめちゃいじられるし」

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