写真はイメージ(GettyImages)
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 初めは思う通りにやればいいと思うんですよ。道具から入りたい人はキャンプ用品を揃えればいいし、料理は作りたいもののために食材を集めればいい。ただ、覚えておいて欲しいのは、何度も言うけど、その全てに片づけがありますよ。それを経験して、僕みたいに「それ、面倒臭い」となっていった人もいるし、それは各々のスタイル。

 始めた頃は夢中でキャンプに行っていたから、夕方仕事が終わったら、その現場からキャンプに行って、次の日の現場にはそこから向かったりしていた。都内のスタジオに行って、もう一度、テントの張ってあるところに戻るなんてこともしていた。そこまでやっていましたが、行き着いたのは、竹山のキャンプとは「外でただ酒を飲みたいだけ」でした(笑)。何が楽しいんだろうなと考えたら、外で酒を飲んでいるこの瞬間だと。夜、テントで寝るのは嫌いだなっていうのも気づいた。近所にホテルがあったら、そこに行きてぇーわ!(笑)

 野宿を楽しむことができるというのは、日本が平和だなとも思った。ウクライナ侵攻を見ていると、戦争が起きたら、家が奪われ、寝るところも選べない。女子がソロキャンプできる国って、日本にいると何も感じないけど有難いことで、そこ、意外と大事なことだなと思っています。

■カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。オンラインサロン「竹山報道局」は、昨年4月1日から手作り配信局「TAKEFLIX」にリニューアル。ネットでCAMPFIRE を検索→CAMPFIREページ内でカンニング竹山を検索→カンニング竹山オンラインサロン限定番組竹山報道局から会員登録

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